美瑛のセブンスターの木は人気の観光スポット│名前の由来やアクセスなど

丘のまち美瑛町には観光名所になっている有名な木がいくつもあります。その中の1つが「セブンスターの木」です。丘に力強く立つセブンスターの木は、多くの人々を魅了しています。

今回は、美瑛のセブンスターの木の由来やアクセス方法などをご紹介します。セブンスターの木の近くには他にも観光スポットになっている木がありますので、一緒に見に行ってみてはいかがでしょうか。牧歌的な丘の風景を楽しみながら、美瑛の有名な木に会いに行ってみてください。

セブンスターの木とは

セブンスターの木とは、JR「美瑛駅」の北西・北瑛エリアに佇む観光スポットとなっている木のことです。まずはセブンスターの木がどのような木なのか解説します。

観光たばこのパッケージに採用されたことが名前の由来

「セブンスターの木」とは、1976年にセブンスターの観光たばこ「北海道の旅」のパッケージに採用されたことが名前の由来になっています。ちなみに観光たばことは、全国各地の観光地やお祭りをデザインして販売していたたばこのことです。

セブンスターの木は丘の上の道路沿いに立っているので、近くから楽しむことができます。隣には白樺並木もあり、撮影スポットとして人気です。

木の種類はカシワの木

セブンスターの木の種類はカシワの木です。カシワの木は北海道から九州まで広く自生していますが、とくに寒冷な地域に多く自生するブナ科の落葉高木です。秋になると紅葉し、冬が来ても葉を落とさずに越冬します。新芽が出てから入れ替わることから、家運隆盛を象徴する木、あるいは「葉守りの神」が宿る縁起の良い木とされています。葉は大きく、柏餅にも使われます。

パックワークの路

セブンスターの木がある美瑛の北西の丘陵地は「パッチワークの路」と呼ばれています。美瑛の畑は農作物連作防止のため、区画ごとに異なる農作物を植えています。さまざまな農作物が植えられた畑は、まるでパッチワークのように見えることからパッチワークの路と呼ばれています。

元の名は「北瑛の一本木」

セブンスターの木と名付けられたのは、セブンスターのパッケージに採用されてからです。それまでは「北瑛の一本木」と呼ばれていました。

セブンスターの木へのアクセス

セブンスターの木は、JR「美瑛駅」から車で約13分です。無料の駐車場もありますので、車を停めてゆっくりと見学したり、写真を撮影したりできます。セブンスターの木は美瑛駅から徒歩で行くにはかなり遠いので、レンタカーやタクシーの利用がおすすめです。美瑛駅の近くにレンタカーの店があるので、利用する場合は予約しておきましょう。

また、運転免許証を持っていない方や、美瑛の風景を自分のペースでゆっくり楽しみたい方には、レンタサイクルの利用がおすすめです。セブンスターの木があるエリアはパッチワークの路と呼ばれ、農作物がカラフルな景色を織り成しています。美瑛の魅力がたっぷり感じられる風景なので、サイクリングを楽しみながらセブンスターの木を見に行ってみてはいかがでしょうか。

美瑛駅からセブンスターの木までの周辺には、「北西の丘展望公園」や「ぜるぶの丘」「ケンとメリーの木」「親子の木」など見どころも多く、美瑛らしい風景を楽しみながらサイクリングできます。ただし、セブンスターの木の周辺は起伏のある丘陵地なので、アップダウンがあります。レンタサイクルを利用して回るときは、電動アシスト付き自転車を借りると楽に走れるでしょう。

美瑛駅の近くには、レンタサイクル店が複数あります。料金の相場は普通の自転車が1時間200円、電動自転車が1時間600円ほどです。サイクリングに慣れていない方や、体力にあまり自信がない方は、丘陵地帯を自転車で快適に走行できる電動アシスト付き自転車のご利用をおすすめします。

  • 住所:北海道上川郡美瑛町北瑛
  • MAP CODE : 389 157 129

セブンスターの木の見頃はいつ?

セブンスターの木を見に行くなら、季節はいつが見頃なのでしょうか。セブンスターの木は四季折々の表情を見せてくれますので、いつ行っても楽しめますが、ガイドブックなどに掲載されている写真は夏の写真が多く見られます。夏は青々とした葉を茂らせていますので、青い空、広大な丘を背景に力強いセブンスターの木の写真を撮影できるでしょう。写真でよく見かけるセブンスターの木を実際に見て見たい方は、夏に訪れるのがおすすめです。

また、秋に訪れたら紅葉したセブンスターの木が楽しめます。白樺並木も紅葉し、秋らしい風景が楽しめるでしょう。冬は真っ白な雪原の中に佇むセブンスターの木が見られます。夏の佇まいとは違う凛とした美しさがあります。冬は夏ほど観光客が多くないため、ゆっくりと見学できるでしょう。

セブンスターの木を見学するときの注意点

セブンスターの木は道路沿いに立っているので、見学や撮影は舗装されている道路からおこなってください。舗装されていない道や畑は私有地です。畑に入ってしまうと靴などについた土が農作物に害をもたらす恐れがあるため、見学するときは絶対に畑に入らないようにしておきましょう。

美瑛にある観光名所の「木」

美瑛には、セブンスターの木以外にも観光名所となっている有名な木があります。セブンスターの木を見学に行ったときは、他の木も見に行ってみてはいかがでしょうか。

ケンとメリーの木

ケンとメリーの木は、1947年に日産スカイラインのCMに登場したポプラの木です。CMの登場人物にちなんで「ケンとメリーの木」と名付けられました。JR「美瑛駅」から車で5分ほどに位置し、ドライブコースとして人気があります。畑の中にぽつんと背が高いポプラの木が立っているので、すぐに見つけられるでしょう。近くに駐車場もありますので、ゆっくり見学できます。

親子の木

セブンスターの木の少し南側に位置する3本並んだカシワの木は「親子の木」と呼ばれています。両端の木に比べて真ん中の木が小さいことから、お父さんとお母さんの間に小さな子どもが寄り添って仲良く立っているように見えるのです。少し離れたところには「姑の木」と呼ばれる木もあります。見学する際は、農地に入らないようにしておきましょう。

クリスマスツリーの木

JR「美馬牛駅」から車で5分、徒歩約30分の場所にはクリスマスツリーの木があります。クリスマスツリーの木はヨーロッパトウヒ(別名ドイツトウヒ)という種類で、実際にクリスマスツリーとして使われることが多い木です。田園の中腹に立っていて、フォルムがクリスマスツリーに似ていることや、上部の枝ぶりが星に似ていることなどから、クリスマスツリーの木と呼ばれています。

とくに案内板は設置されておらず、周囲に駐車場もありません。農地内にぽつんと立っているので、私有地に入らずに見学してください。雪原に立つクリスマスツリーの木は幻想的で美しいので、冬に訪れるのがおすすめですが、夏のクリスマスツリーの木も十分にきれいです。

まとめ

美瑛の観光名所となっているセブンスターの木についてご紹介しました。美瑛には他にも観光スポットになっている木がありますが、セブンスターの木は道路沿いに立っているので、近くでじっくりと見学できます。また、無料の駐車場もありますので、車から降りてゆっくり写真を撮影できるでしょう。気候が爽やかな季節なら、JR「美瑛駅」からレンタサイクルを利用して訪れるのもおすすめです。美瑛の雄大な土地に立つセブンスターの木をぜひ見学に行ってみてください。

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